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5/20(土)は、通行規制でほとんど登れなかったGW渋峠の鬱憤を晴らそうと、秩父の有名峠をガッツリ登り倒してきました。



秩父方面は5年くらい前に何度か走っただけですが、奥地の峠を目指そうと思うと都内からだと200kmオーバーの自走になってしまいます。

ルートラボを漁ってみると、面白そうなコースがザクザク出てきますが、渋峠の反省から道路規制を調べてみると、この時期はかなり規制が多く、コンプリート可能なルートは皆無。

特に有間峠という10km、平均12.3%(!)のスーパーハード坂があると聞き、行くしかないと調べてみると、残念ながらここも規制中(T_T)

結局、東青梅駅スタートで距離120km、獲得標高3000mの絶好のルートを発見。

青梅~飯能~武蔵横手~奥武蔵グリーンライン(一本杉峠~顔振峠~飯盛峠~刈場坂峠~大野峠~高篠峠)~白石峠~定峰峠~高篠峠~大野峠~刈場坂峠~正丸峠~山伏峠~山王峠~青梅

・・・という、これでもかという峠のオンパレード、平坦なしのギザギザコース(⌒▽⌒)



久翠さんがお仕事だったためkikiさんと二人でチャレンジ!よろしくお願いします!

この日の秩父方面は最高気温31℃の真夏日予報(T_T)。ツーボトルにするか迷いましたが、なんぼ言うてもまだ5月。まだ早いだろうと1ボトルにするも、結果的にこれが大大失敗。。


東青梅駅まで車載行って8:30にスタート。
成木、飯能、武蔵横手を抜けて奥武蔵グリーンラインへ。
気温もそれほど高くなく、非常に気持ちが良い。

奥武蔵グリーンラインは、標高800mの刈場坂峠へ向かう林道で、たくさんの峠で構成されています。

奥武蔵グリーンラインへ入ると、いきなりガードレールもない林道(権現堂線)。もちろん車もゼロで天然クーラーの中を走るのは最高!

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ここなら誰でも楽しめそう~なんて思ってたが、世の中そんなに甘くない。次第に勾配がキツくなってきて、途中から12~15%が続くように(ToT;)

それもそのはず。奥武蔵グリーンラインは、
距離:30km
平均勾配:8%

とかなりのハードコース!
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といっても、延々と続くわけではなく、もう限界・・というところで下りが来るという絶妙な設定(笑)。汗だくの後に天然クーラーの中のダウンヒルが気持ちいいのなんの!ヴァ”ァァァァ~~と変な声が出っぱなし。人生の3大快感の一つに認定してやりたいくらいです。

やっぱり15%はきついわー・・・
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整備マニアのkikiさんが思わずメカ側にバイクを倒してしまうキツさ。

途中原因不明のパンク(1年ぶり?)に見舞われ・・・
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林道なので日陰でヒンヤリとしているし、峠の看板ごとに写真撮影という名目で休憩しながら何とか刈場坂峠に到着。
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峠では移動販売車が来ていて、ペットボトルから注いだだけの氷なしコーラ(200円)は絶品でした。
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ピークの大野峠から一気にダウンヒルして、白石峠へ。
白石峠はちょうど5年前(4月)に一度登っていますが、それほどキツくはなかったようなという曖昧な記憶。

しかしこの記憶がとんでもない間違いだと、登り始めてすぐに思い知ることに。序盤はそれほどでもないのですが、中盤から10%オーバーが延々と続き、しかもここまでの林道と異なり、日陰がほとんどない炎天下の灼熱地獄。ガーミンは35℃くらいを表示しています。。

熱中症気味で体幹に力が入らなくなり、10%超になると止まりそうな速度しか出ない。力が入らずシッティングがアウトなので、ダンシングで体重を乗せる走法でひたすら耐える。
まじでキツイ。水もほとんど空。これはマズイ。。命の危険を感じるキツさ。

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※作った顔ではありません・・・

終盤は少しだけ緩くなったので、なんとかゴール・・・。
速攻で移動販売車に駆け込みガリガリ君を一気食い。ふぅぅぅ~~~生き返ったε-(´∀`*)ホッ
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あとで調べてみたら白石峠って、
距離:6.3km 平均勾配:8.8%
のヤバヤバなコースじゃないですか@@;

前回は冬装備の時期だったので記憶がおかしくなっていましたが、こんなとこ真夏日に絶対来ちゃダメなとこじゃないっすか・・・orz

このあたりは食べるところがほとんどないようなので、白石峠からさらに2kmほど登った堂平天文台の食堂でランチをすることに。

が、なんと食堂は休業!_| ̄|○ il||li
後で聞いたら今年から日曜のみ営業に変わったとのこと。。オーマイガ。。
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でも相変わらずの絶景でした♪
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まあ途中になんかしらあるでしょ~と軽い気持ちで定峰峠へ。
たしか茶屋があったはずだからそこでランチにしましょうかね。

が、辿り着いた茶屋が客を拒むかのようななんともビミョ~な雰囲気。
kikiさんも語らずとも同じ気持ちのようで、「次の店にしましょうか・・・」と即決。


茶屋の先を左折し、走りやすい道を一気にダウンヒル。
しかし自販機はおろか、店らしきものは一切ありません。

下りきったところから、先程と別ルートで高篠峠・大野峠を目指して登ります。
思いっきり林道でどう見ても店があるようには思えませんが、登るしかない。
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ここがまたキツイのなんの。10%が延々と続き、一応林道っぽいですが日陰が少なく、お昼過ぎで気温も最高潮。さらに補給食(ミニあんぱん)は食べ尽し、ハンガーノック寸前。
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お腹が空き過ぎて力が全く入らないし、暑さで目眩はするし、全身に寒気が走るし、水もほとんどなくなる。

kikiさんになけなしのミニチョコパンをおすそ分けしてもらい、休憩しながらノロノロと登り、もう限界・・・というところで刈場坂峠に再び到着。

先程コーラを買った移動販売車がまだいましたが、飲み物はほとんど売り切れで、ノンアルコールビールしかないらしい。そりゃもちろん行くでしょ!さらにカップうどんも購入。
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いやああああ最高っ!!
人生3本指にはいる美味さのカップ麺でした!

なんとか生き返ったので、次の正丸峠~山伏峠へ。
平均5%ほどでしょうか。日陰が多いし、さっきまでに比べたら天国。
カップうどんで生き返ったし気持ちよくヒルクライムを楽しめました。
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山伏峠からは名栗方面へ最高に気持ちの良い緩やかなダウンヒル。
今までの苦労が報われる瞬間です。

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この道は本当に気持ちいい!

最後に1km・平均10%の2つの「棘」(山王峠と?峠)はご愛嬌。

無事に17:00に東青梅にゴール\(^o^)/

ランチを取っていないのに120kmで8時間半ですから、かなり時間がかかりましたね。
Ave20km/hを想定していましたが、暑さと飢餓のために想像以上のノロノロペースだったようです。

担々麺の行列店「杉山」さんが近くなので、開店と同時に飛び込んで人生最速で完食・完飲。最高に美味かった~!
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今回のコースは、青梅スタートと都心からのアクセスが良く、信号や車がほとんどなく、坂(林道)好きにはたまらない本当に最高のコースです。ただし夏は絶対にダメ、絶対に。
(注)初心者にはまったくオススメできない、というか危険なのでご注意下さい。


ところで、がっつり登ったにもかかわらず、意外にも筋肉痛はなし。
炎天下でのヒルクライムは、精神力や暑さ耐性をつけるにはいいのかもしれませんが、強度が上がらないので、実はあまり登坂力がつかないのかも。。

教訓:秩父に行くときには道路規制とランチスポットの入念な下調べを忘れずに!

走行距離:122.59km
獲得標高:2866m(ルートラボだと3000m超えてるはずなんだが・・・)

消費カロリー:2870kcal
摂取カロリー:850kcal(ミニあんぱん480kcal+カップうどん300kcal+ガリガリ君70kcal)

kikiさんのブログ

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