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9/24(土)は、今年最初で最後の大一番、アンカー日産スタジアム・サイクルパークフェスティバルのエンデューロレースに参加してきました。

去年は予定が合わず不参加でしたが、今年は大丈夫そう。問題はどのカテゴリーに出るか。普通に2時間ロードソロでもいいのですが、せっかく参加するなら表彰台が狙えるほうが楽しい気がする。

出場自体はかれこれもう4回目。男女混合で4位で表彰台に上がったことはありますが、もう一度あの感動・達成感を味わいたい!

ということで、今回目をつけたのが

「フラットバー部門 ( ・ิω・ิ)v」

フラッとBAR♪ではなく、FLAT BAR!。ロードバイクのようなドロップハンドルではなく、クロスバイクみたいにハンドルが真っ直ぐなバイクのカテゴリーです。

でもソロで2時間は嫌なので、すぐに頭に浮かんだのがチームメイトの「クロスバイクの鬼」パンチさん。彼と組めば表彰台も夢ではない!

本来はロードソロ部門でブイブイ言わせる人なのですが、長期休養明けだし、調整のつもりでもしかしたらと声を掛けたら、OKの返事!(よっしゃ)

ガチレースの袖ヶ浦エンデューロで優勝しちゃうパンチさんの経歴に泥を塗るわけにはいかない。しかもこのレースのために新車のクロスバイクを買うというし・・・^^;ヤバイ

当然狙うは優勝」

もちろん実際に優勝するのは無理だと思うので、あくまで優勝を目指すつもりで頑張るということです^^;


エントリーしてからは、久しぶりにレースモード。しかし数年怠けていたため、すっかり脚力が落ちてしまい、これはマズイということで、毎日ローラーを回す宣言をし、頑張って実行してきました。

フラットバー部門に限らず、どの部門も優勝狙いのガチな方がおり、決して容易ではありません。現に毎年フラットバーに出て優勝争いしている(タイムもかなり速い)人もエントローしていますが、何とか表彰台の「台の上(3位以内)」に食い込めればと思います。


Adagioとしても、日産は年々参加率が下がって盛り上がりに欠けていたのですが、チーム戦なら楽しいから参加しよう!と呼びかけた甲斐があって、なんと約20人も参加することに。これは盛り上がりそうです!


そんなこんなでレース当日は迎えるわけですが、直前で天気予報は悪化。雨70%(T_T)。

こりゃあDNSかな・・・なんて思ってましたが、誰一人DNSしようと言い出さない(笑)。こんなガチなチームだったっけ?

とりあえず車にチャリを積んで、会場入り。
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早朝から場所取りをしていただき(ありがとうございます)、すでに宴会のような盛り上がり。
そして、やっぱり誰もDNSする気配なし(笑)。本当に素晴らしいチームです(笑)


今回はこんなマシーンで参加。

11.5kgの通勤号が
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レース仕様で9kgくらいに。
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といっても、スタンドと荷台その他余計なものを外し、ホイールをC24にしてペダルをスピードプレイにしたくらい。

おっとこれを紹介するのを忘れてましたよお。
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二度と使う機会はないと思っていた変態ステムw
 
フラットバーの弱点である空力を補うための秘密兵器です。まさかこんな形でもう一度日の目を見ることになるとは。どこに仕舞ったか分からなくなり、見つかったのが前日の深夜2時。急いで取り付けてぶっつけ本番です。


お久しぶりの仲間とたくさん再会してしゃべってたり、試走したり、飯を食ったりしてたら、あっという間に出走タイム。

慌ててスタート地点に向かうも、すでにグリッドはぎっしりで、

ほぼ最
後尾スタート(T_T)

うわ~~~~やっちまった~~~~~

先頭の2時間ロードのグリッドとはほぼトラック1周分、同カテゴリーの先頭とも数百mの差がある位置。

オワッタ・・・orz。パンチさん本当にごめん。。

前方に並んでるフラットバー車をチェックすると、高級カーボンディープ履いてたり結構ガチっぽい人多いな~と一抹の不安・・・。



12:55 2時間に及ぶ過酷なレーススタート!

先頭バッターは僕。

作戦としては、とりあえず優勝候補をマークしつつ1時間頑張り、出来れば3位以内でパンチさんにバトンを渡す。

単独高速巡航に強い「Adagio No1ルーラー」パンチさんが追い上げて一位でチェッカーフラッグという作戦。

予報通り、雨がパラつき始めたと思ったら、すぐに土砂降りに。

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レースはおろか、雨天での走行自体ほとんどしたことがないので、コーナーの限界とか全然分かりません。落車したら元も子もないので、様子見でゆっくり走ります。

3周くらいしたら勝手が分かってきたので本気モードに!

雨天レースで最初にビビるのが、前車の巻き上げる水しぶきw
でもこれを除けてたらトレインは組めずにかえって辛いので、泥水の顔面シャワーを耐えて耐えまくります。

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だんだん慣れてきて、吹っ切れてしまえばどうってことなくなります。まずはこの一線を超えられるかどうかですね。ここで日和ってしまうとレースになりません。

慣れてしまえばこっちのもん。もちろんコーナーは細心の注意を払いゆっくりクリアしますが、直線は全力走行。

顔面シャワーを浴び続けて、完全に頭のネジが吹っ飛ぶ。

気分は1993年雨のドニントンパークのアイルトン・セナ。アルミの安いクロスバイクで、高級ロードバイクを次々ごぼう抜きにしていく。

全力ダッシュしては適当なトレインを見つけて少し休憩、休んだらまたダッシュで抜け出して次のトレインへ・・・という1時間だからこそ出来る走法。完全にブチ切れてました。

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ピット前を通過すると、「3位!3位!」という声!
え?いつのまに抜いたの??って感じですが、俄然やる気の炎が点火。5分台のラップを連発。


しかしここで予想しなかった事態が。

まず変態ステムで前傾が深くなって空力性能がアップしたのはいいのですが、慣れないポジションのため、腰が物凄く痛くなり限界間近。

そしてアルミバイクの欠点である振動吸収性能の弱さにより、両手がしびれまくって、シフトチェンジが思うように出来ません。

フラットバーの場合、トリガータイプなのでロードのSTIに比べて力がいります。普段ならどうってことないのですが、力がまったく入らないとシフトチェンジがキッツイ。

28T装着で激坂はアウターのままクリアする作戦のため、激坂前に一気にローギアに落とすのですが、力が入らないので落としきれず、重いギアのまま激坂に突入!

当然脚に来まくって、最後のほうはヨロヨロ。6分台にタイムが落ちてきたところで、ちょうど1時間で交替のタイミング。ギリギリの状態でバトンタッチ(T_T)

順位を聞くと、なんと2位!!

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しかも1位まで約10秒差まで迫っていたようです!
この時の安堵感・達成感は、言葉では言い表せません!
やった・・・。
最低限のノルマを果たせて、本当に心からホッとしました。。。ε-(´∀`*)ホッ


あとはエースナンバー「1」を背負ったパンチさんに託すのみ。
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1周めから飛ばしに飛ばして、一気に首位に躍り出ます!!

よっしゃーーーーー!

あとは安全にキープしてくれれば・・・。

順調に差を広げて、電光掲示板では2位に1LAP差の表示。
それをパンチさんに伝えると、その周回いつまで経っても戻ってきません。

え・・・何か会ったのか?落車?パンク??
嫌な予感がします。

ようやく戻ってきてホッとしますが、みょ~~にノンビリ走っています。おいおい~~~~。

後で聞いたら、1LAP差つけたので安全走行にしたらしいですが、実は掲示板のご表示で実はまだ数十秒しか差をつけていなかったのです。

ヤバイよヤバイよ~!すぐ後ろに迫ってるよ!と嘘をついてハッパをかけて、ようやく本気モードにε-(´∀`*)ホッ


本気モードのパンチさんはもう手に負えません。
どんどん2位以下に差をつけ、最終的に2分半の差をつけてゴール。
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やったぜーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!

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とうとうやりました。
苦節6年。初めての表彰台センターです!

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優勝者のみが着ることが出来るANCHORのチャンピオンジャージに袖を通す瞬間は、毎日苦しいローラー練習を頑張って良かったと心から思いました。勝つって、いいですね。

自転車は人それぞれ楽しみ方がありますが、目標を定めてそこに向かって全力投球し結果を出す達成感は、めったに味わえるものではありません。

この大会は、決してガチな人しか勝てないわけではありません。わざわざ沢山のカテゴリーを作ることで、たくさんの人が優勝争いという「快感」を味わえるようにしてくれてるんだと思います。本当に素晴らしいと思います(^o^)

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今回はチームとしても各カテゴリーで5組も表彰台をゲット! 本当に最高です!でもそれ以上に20人も参加して、土砂降りという悪コンディションの中、最後まで全力で走りきったのが最高です!

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早朝から場所取りをしてくれたり、一日中撮影をしてくれたり、声を枯らして応援してくれたチームメンバーに心から感謝しますm(_ _)m

いや~めちゃめちゃ楽しい一日でした!

最後にゴボウ抜きの証拠画像を!(ドヤッ

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