ようやく梅雨が明けました。昔は梅雨ってダラダラ長く続くイメージがありましたが、年を取ると時間が経つのがどんどん早くなるので、今年の梅雨も一瞬だったような気がします(笑)。梅雨明けと言っても、雨と引き換えに灼熱地獄が待っているので、自転車乗りにとってはどちらが良いのか分かりませんが・・・。
さて、昨日の土曜(7/26)は、念願だった渋峠(白根山)にチャレンジしてきました!といっても、毎年恒例(?)チームメイトのkameさん(トライアスリート)企画の冒険ライドなので、普通のコースではありません。。
当初の予定は距離150km・獲得標高2000mほどだったのですが、結局参加者がkameさんと自分の二人だけになってしまったので、「二人ならこれにしましょう」とコースを少々イジられて、こんな感じ(↓)に・・・(@O@;;)
総距離196km、獲得標高4,176m(!)
初めてのコースだし、3000m越えすら経験がないので(調べたら過去最高は2900mだった)、かなり不安です。。kameさんの冒険企画は去年(昇仙峡)も失敗しているので、なんとか完走したいですね。頑張って日本国道最高地点からの絶景を撮ってくるぞー!
実は、渋峠への国道292号が白根山の噴火警戒レベルが上がったことで、二日前に全面通行止になってしまいました。うわあ残念~!><と諦めて他のコースに変更したところ、まさかの逆転ホームランで前日に解除されるという奇跡。一応ダメだったときに備えてBプランも用意しましたが、当日も特に変更なしのようで良かった良かった♪
草津側から渋峠に行かれる方は、通行規制情報にご注意下さい。
最初は電車での輪行予定でしたが、なにせコースがハード過ぎるし、帰りの新幹線の時間も読めないし、時間に追われて急ぐのは危険なので、時間の融通の効く自動車輪行にしました。
5:30に近所のkameさんをピックアップして、スタート地点の高崎駅へ向けて出発。結構クルマが多くて時間がかかりましたが、無事に2時間半ほどで高崎到着。1日500円の駐車場に駐めて、準備や朝食もテキパキと終えて、予定通り8:20ころに出発~!行ってきます!
高崎駅近辺は路肩が狭くて路面が荒れているので、かなり走りにくい。トラックが真横をバンバン走ってるし。車で行ったのに、わざわざ高崎駅スタートにすることもなかったと少し後悔^^;。ってかそんなことより、暑さがハンパなくヤバイ・・・。ある程度覚悟していましたが、朝でこんなじゃ昼間はどうなってしまうのか・・・。
しばらくは緩い登り基調。しかしあまりに暑く、スタート1時間ほどで、kameさんがダウン。自販機を見つけて休憩を取ります。
しばらくは緩い登り基調。しかしあまりに暑く、スタート1時間ほどで、kameさんがダウン。自販機を見つけて休憩を取ります。
写真からはまったく伝わってきませんが、この時点で気温(ガーミン読み)は33℃ほど、かなりムシムシしていてサウナの中にいるような状態です。
今日は2ボトル体制(ノーマルボトル+保冷ボトル)でしたが、すでに1本消化。缶ソーダを一気飲みして、水も補充。kameさんの顔色がよろしくなく、結構やばそうでしたが、回復したようなので、ユルユルと進みます。ここまでは登り基調にも拘らずAVE27km/hほどといいペースだったので、無理をせずにポタスピードに変更。というか、とてもじゃありませんが強度を上げられません。
高度が上がれば涼しくなるでしょうと頑張りますが、いくら登っても気温は下がりません。むしろどんどん高くなっているよ~;;。標高700mを越えても、ガーミンで35℃くらい、道路の温度計でも32~33℃を表示。アスファルトの照り返しのせいで、顔面を火で炙られているような感覚。
1時間ほど頑張りましたが、また限界に達したので休憩。おばあちゃんがやってる商店があったので、かち割り氷とアイス(最近ハマっているスーパーカップ)を購入。
おばあちゃんが、「自転車だと涼しくていいでしょう^^」なんて言うので、「いやいやいやいやw地獄ですよ><」。おばあちゃんに水道を借りて、頭から冷たい水をかぶり、若干回復。お水を使わせていただきありがとうございましたm(__)m。
最初の難関区間の須賀尾峠に突入。勾配7~9%くらいが延々と続くタフな峠。
強度を上げないようにユックリユックリ登りますが、やはりkameさんのペースが上がりません。頂上で待ってようと、先に一人で進みます。地獄、地獄・・・。強度が上げられないので、脚も心臓も全然負荷がかかりませんが、心だけが徹底的に痛めつけられます。単なる精神修行ですね(笑)。
ゆっくり登るよりも、ある程度強度を上げてスピードを出したほうが、風を受けて涼しく感じることに気づく。でもすぐに頭に火を付けられたような状態になるので減速。少し落ち着いたら加速(涼しい)の繰り返し。一定ペースで走るヒルクライムの練習にはなりません^^;
そして、こういう灼熱地獄のヒルクライムだと、5%と7%の差がものすごく大きいことを実感。9%になろうものなら、心が折れそうになります。真夏は体感的にプラス5%な感じですね。
峠の頂上は標高1000mになるので、さすがに若干涼しくなりました。その後のダウンヒルは最高で、燃えた体を冷やしてくれます。気持ちよすぎて、久しぶりにウオ~~!!と叫びましたが、せっかく登ったのに一気に400mも下るので、「もう十分!もういいから!これ以上は下りないでくれ~!」という気持ちでした。。^^;
標高600mまで下りて、スポーツドリンク一気飲み&水補充。そしていよいよ標高2,172m、日本国道最高地点の渋峠に向けて30kmの本番ヒルクライムのスタートです。
しかしkameさんは完全に熱中症になってしまったようで、かなり辛そうです。止まるようなスピードしか出せません。ガーミンはいよいよ40℃超え(@皿@;)。DNFの判断は本人に任せて、自分は少し先に進んで様子を見ることにします。
10kmほど登ったところ(渡辺牧場近く)で待っていましたが、待てど暮らせど、一向に登ってくる気配がありません。心配になって通りかかったローディーさんに尋ねると、途中でうずくまっていたのを見かけたとのこと。
10kmほど登ったところ(渡辺牧場近く)で待っていましたが、待てど暮らせど、一向に登ってくる気配がありません。心配になって通りかかったローディーさんに尋ねると、途中でうずくまっていたのを見かけたとのこと。
すぐに引き返して無事に発見しましたが、とても走れそうにない状態。本人は登りたそうでしたが、残り20km、ほぼ富士スバルライン1本分を登り切るのは、時間的にも体力的にも不可能と判断し、ここでギブアップを選択しました。
帰りは、もう一度須賀尾峠を登り返す気力も体力もないので、渋川経由の下りのみルートを選択。午後になると殺人的な暑さはより酷くなる一方。高度が下がっていくだけなので当然ですが、下りでも熱風が吹き上げてくるので、決して楽ではありません。
景色はいいのですが、楽しむ余裕はなし。だいたいこの日はローディーさんにもほとんど会いませんでしたね。みなさん賢い(笑)。
途中、八ッ場ダムの道の駅やコンビニで1時間おきに休憩して、16:00すぎ(時計を見る余裕もなかったのでたぶん)になんとか無事に高崎に到着。二人とも満身創痍でした。いや、体は全然疲れていないので、なんか不思議な疲労感。
というわけで、昨年に続いて、今年も残念ながら完走失敗!><。念願の渋峠はお預けになってしまいました。写真もほとんど撮れず、もちろん絶景写真もありません(T_T)。
敗因としては、群馬の猛暑を舐めていたの一言に尽きますね。はっきり言って、東京とは次元が違う感じです。ましては平地ならまだしもヒルクライムは無謀でした。
結局、補給食は食べてましたが、食欲がまったくなくランチもなし。そのぶん、とにかく飲みましたね。正確には計算してませんが、おそらく5リットルは下らないはず。
まあこの時期に渋峠に行くだけなら、素直に草津あたりをスタートすべきですね。もっともそれでは冒険にならないので、この企画の趣旨から外れてしまいますが(笑)。ただ高崎駅付近は結構走りにくいので、草津スタートとかにして、そこから厳しいコースを引いたほうがいいかもしれません。
ご訪問ありがとうございます!よろしければクリックしていただけると嬉しいです!m(_ _)m
にほんブログ村
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
昨日の走行距離:132km
今月の累計距離:736km
本日の体重:**kg
本日の体脂肪率:**%
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
コメント
コメント一覧 (16)
いやー、自分の不甲斐なさが情けない。
とは言え、35度超えの中の高強度のライドは自殺行為ですね。真夏の冒険はもう少し楽なルートを考えます。(^^;)
もちろん、渋峠リベンジはやりますよ。(高崎スタートじゃないけど)
あまりに過酷で手に汗握っちゃいましたよ…。
確かに長く登ると6%と8%の勾配の違いは平地と坂くらいの違いを感じますね。
まっ、次回リベンジ企画もお付き合いは遠慮しておきます(笑)
群馬恐るべし!
確かにいつも最高気温を記録している熊谷のチョット上ですもんね
次回冒険は参加予定ということで
1泊にしましょうよ〜
楽しいはずのダウンヒルで暑くて嫌になったのは
先にも後にも真夏の赤城山だけです><
下りでウヒョ~って言えるならまだマシかも?(笑)
熱中症によるニュースも頻繁ですし無理は禁物です^^;
でもえ~一番気持ちいい草津志賀高原ルートを走らずに帰ってきたの?!
あえて高崎をスタートにするなどまさに冒険ですね!
お疲れ様でした!
自分は普段、冷房つけずにローラーやってるので、少し早めに暑さに慣れてたのかも・・^^;
真夏は標高1000m以上か平地限定にしたほうがいいですね。
リベンジ戦ぜひまたよろしくお願いします!
ありがとうございます。
真夏のヒルクライムは本気で自殺行為です^^;
どうりでローディーが少なかったわけです。
リベンジ企画はもうこんな無茶なことはないと思うので、ぜひご一緒しましょう!
いやーぐりさんに比べたら可愛い冒険ですよ^^;
ただ暑さは想定外でした。
それに高崎からはつまらない道が続くので、渋峠は素直に草津スタートにすべきですね(笑)
行かなくて大正解(笑)
そうなんですよね。ほぼ「あの」熊谷ですから、ヤバイはずです。。
常に熱風の中を走るあの感覚、東京方面ではなかなか味わえないので、ある意味貴重な経験?^^;
次回の渋峠はぜひご一緒しましょう。もちろん一眼背負って来てくださいね!(笑)
パンチさんのスズメ蜂に刺されてDNSした渋峠チャレンジを思い出しましたよ。
先ほど読み返させて頂きましたが、やはり草津からスタートだったんですね(当たり前か)。
須賀尾峠のダウンヒルは標高が高いし日陰が多かったからか、涼しくて本当に快適でした。
都合が合えば、ぜひ一緒にリベンジしましょう!
はい、あのまるでツールドフランスのコースのような草津志賀高原ルートを走らずに、一番ツライ&楽しくない高崎~草津間だけを走って帰ってきました(笑)
高崎スタートは夏じゃなくても2度とやりませんね。走りにくくて輪行する意味なし。
都合が合えば、ぜひリベンジ戦お付き合いして下さい。(きっとkameさんが草津スタートの冒険コースを作ってくれると思います^^)
長野周辺の情報を収集すると、この26日はどこでも、自転車乗り泣かせだったらしく、気温に加え湿度も異常に高かったそうです。
私も身体に異変をきたしました。
とにかく、無事に帰れたことがなによりです。
お疲れ様でした。
ですね^^;
でも1800mといえばヤビツ約3本ぶん。
あの灼熱地獄の中では十分頑張ったと思いますv(^^)
ありがとうございます!
去年涼くて最高だったあの八ヶ岳でも38℃ですかー@@;
色々な人の話を聞いても、土曜はどこも自転車は地獄だったようですね。
たしかに群馬も湿度が酷くてサウナ状態でしたから。
ある程度は慣れだと思うので、少しずつ体を慣らすしかありませんね^^;